『撃つ』より『避ける』ことが楽しいゲームだった『SAROS』評価・レビュー①

★『SAROS』が人気。

あんまり注目してなかったが、どうも『SAROS』というゲームの評価が高いので、気になって買ってみた。

【プレイ動画はこちら】

前にReturnal(リターナル)というゲームを作ったフィンランドの会社が開発したらしい。なんか前にPSplusで触ったことあるような…。精神的続編?

ゲーム概要は見た感じ、TPS三人称シューティングっぽい。

銃で狙って撃つ。カバーして戦う。

いわゆる『いつものシューティング』でレビューの評価も高い。

見た目も派手で、わしはバイオハザードみたいなんが好きなので

PS5で軽く触ってみた。今は値段が落ちてるが、発売当時は

パッケージ版が手に入らないくらい人気だったので、ダウンロード版を買ってみたのだ。定価は高ぇ!


★とにかく画質は綺麗

いつもながらゲームで最初に魅力的に思うのは
『グラフィック』だ。

映えるというか、やっぱりその美しさに魅入ってしまう…!

肌の質感、光の反射、空気感、遠景の表現。

どれも鮮やかに映えるように作り込まれている。

スクリーンショットだけでも十分綺麗だが、

実際に動いているところを見るともっと鮮やか。

とにかく最近のゲームは映画を意識してるせいか

画質が美しい作品が多い。

しかし、SAROSは単純な解像度だけではなく、

このゲームはかなり緊張感の強い作品なのである。


★SAROSはどんなゲームなのか

ジャンルとしてはTPSに分類される。

第三者視点でキャラクターを操作し、銃を使って戦う。

説明だけ聞けば普通だが、

『SAROS』は、高速アクションで、死に戻り、毎回ランダムにマップが変わる要素があって探索する。

これらを組み合わせた作品になっている。

そして中心にあるのは、

『回避』である。


★「撃つゲーム」ではなく「避けるゲーム」

プレイ開始からしばらくして、なんかやたらと

「これ、移動がやたら気持ちいいな」と思ってたら

そもそも、ダッシュが速く、操作反応が良い。

移動がスムーズでストレスがない。

しかも頻繁に使うダッシュは

普通のTPSなら移動は手段であったり、

敵のところへ行くためのものだが、

『SAROS』は移動そのものが気持ちいい。

SAROS

この時点で、

「もしかして移動が主役なのでは?」と思えるほど。

しかも、この感覚はそんなに間違ってたわけではなく、

エイムが主役じゃないのだ。

戦闘に入るとさらに分かりやすく、

敵へ照準を合わせして、撃つ。倒す。

といった感じで普通のTPSと基本は同じ。

しかしエイムの負担がかなり軽い。

弾は比較的当たりやすい、敵も視認しやすい。

だからプレイヤーの意識は別のところへ向く。

敵が攻撃してきて、避ける。

位置を変える、再び避ける。

つまり、

攻撃より回避が忙しいやんけ!

TPSなのに、

照準合わせより『回避判断』の方が重要なのである。

まるで『怒首領蜂』や『スターソルジャー』みたいな縦スクロールの2Dゲームを3DのTPS視点でやってるみたいである。


★攻撃より防御が難しい

普通のシューティングは攻撃が主役である。

どれだけ正確に狙えるか、どれだけ火力を出せるか。

そこが重要になる。

しかしSAROSは逆だ。

攻撃は比較的簡単だが、その代わり、

防御や回避が難しい。

敵の攻撃を読んで、タイミングを測る。

位置取りを考えて、判断を間違える。

被弾する。きゃああああ!!

SAROS

なんか『実績トロフィー』出てるし。『死ぬたびに君に近づく?』

といった感じのゲームである。

なので

「どう撃つか」ではなく、「どう避けるか」だ。


★死に戻りシステムがある

そしてSAROSのウリであるもう一つの要素が

『死に戻り』システムである。

倒されると最初から。で、リトライ。

しかし単純なリトライではない。

なんと、死ぬと敵配置とマップも変化する。

ので、さっきと状況が変わる。

パターン暗記がもう通用しにくい。

覚えた答えをなぞるゲームではなく、毎回その場で判断する必要があるのだ。ちょっと変わってるゲームなのね。

普通なら、死ぬ、やり直し、配置変更、また挑戦といった感じでかなりストレスになるのだが、

SAROS

しかし不思議とそう感じない。

理由はテンポである。

ダッシュが気持ちよく、移動が快適。

攻撃も当たりやすく、再挑戦も早い。

そのため、失敗した。もう一回。

という流れになるのも

「うわ、またやり直しやん……」

ではなく、

「次はいけるんちゃうか?」

になる感覚が強いのだ。

★失敗が無駄になりにくい

普通なら死に戻り系ゲームは、

何度も同じ場所をやり直すので疲れてしまう。

しかしSAROSは少し違う。

一回遊ぶたびに、

「あの敵はこう避ければよかった」

「あの場所は危険だった」

という発見がある。

レベルアップしたわけではない。

強い武器を拾ったわけでもない。

それでもプレイヤー自身の経験が少しずつ積み重なっていく。

だからゲームオーバーになっても、

完全にゼロへ戻された感じがしない。

むしろ、

「今度はもっと上手くやれる」

という感覚が残る。

このあたりはローグライクやアクションゲームが好きな人ほど理解しやすいだろう。

死ぬこと自体が失敗ではなく、

次の挑戦のための情報収集になっている。

だから気が付くと、

「あと一回だけ」

「次で終わり」

と言いながら続けてしまう。

そして時計を見る。

わし『もうこんな時間やんけ!!いやぁああああ!!』

そんな危険な中毒性を持ったゲームなのである。


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