「びっくりした! 女の子かと思った!」
20代、コンビニでアルバイトをしていた頃、お客さんによく言われた。
……あれから何年経っただろう。
久しぶりに鏡を見ると、今度はおっさんというより、おばちゃんに見えてきた。
そろそろ髪を切りに行こう。
そんなことを考えながら、今日も『アサシン クリード ブラックフラッグ RE:シンクロ』を起動した。
酒場はイベントだけの施設じゃなかった
ストーリーを進めていると、何度も酒場を訪れることになる。
イベント専用の施設?新しい仲間と会話をしたり、ムービーを見たりするだけの場所ちゃうんか?
酒場へ入るたびに新しい人物と出会ったり、突然乱闘が始まったりと、毎回何かしらの出来事が起こる。

「次は何が起きるんやろ。」
そんな期待を持ちながら扉を開けるようになった。
港に到着すると、まず酒場を探してしまうようになったのは、このゲームを遊び始めてからだ。
酒場は単なるイベント施設ではなく、ブラックフラッグらしい物語が動き出す入口になっていた。
25レアルで一杯やれる
酒場では25レアルを支払うことで酒を注文できる。
攻略にはまったく影響しないため、利用しなくても困ることはない。
それでも初めて見つけたときは、「本当に酒が飲めるんか」と気になって試してしまった。

航海を終えて港へ戻り、一杯飲んでから次の目的地へ向かう。
「海賊って毎回こんな飲んどるんか、酒豪やのう」と思いながら、つい毎回頼んでしまう。
しかも25レアル。思ったより安い。
…で、安いんか?25レアルって。
レベルが上がるわけでも、お金が増えるわけでもない。
それでも「こういう遊びが入っているゲームは好きやな」と思わせてくれる、小さいけれど印象に残る仕掛けだ。
酔っぱらう演出まで用意されている
酒を飲むと画面全体がぼやけ、エドワードが酔った状態になる。

時間が経てば元に戻るため、攻略上のデメリットはほとんどない。
画面がおかしくなったのかと思ったが、
すぐに「あれ?もしかして酔ってる描写?」と気付いて
「うわ~芸が細かい~!」ってちょっと感動してしまった。
最初、酒を飲んだらなんかしらステータスアップするんかと思っていたけど、何も起きへん。
「ただ酔うだけかい!」
……でも、それでええ。
こういう細かな無駄な演出があるから、港へ戻るだけでもちょっと楽しい。
こういう無駄があるゲームは好きである。
輸送船の情報を教えてもらえる
酒場では輸送船の情報を聞けることがある。

輸送船を襲えば、レアル(お金)、木材、金属、布など、ジャックドー号の強化に必要な資材を効率よく集められる。

序盤は資材不足になりやすく、船を強化したくても思うように素材が集まらない。
わしも海を適当に航海し、見つけた船を片っ端から襲っていた。
しかし酒場で情報を集めるようになってからは、狙う相手を決めやすくなり、無駄な航海が減った。
特に金属は何度も不足したので、この情報収集にはかなり助けられた。
船を強くしたいなら、酒場は素通りせん方がええ。
港の空気を楽しめる
攻略情報だけではないのも酒場のおもしろいところだ。
店内では船乗りたちが酒を飲み、大声で笑い、思い思いに時間を過ごしている。
誰かが騒いでいる横で静かに酒を飲んでいる客がいたり、店員が忙しそうに動き回っていたりと、細かなところまで作り込まれている。

こうした何気ない光景を眺めているだけでも、「港へ帰ってきた」という安心感があった。
港へ戻るたびに毎回酒場へ入ってしまう。
攻略なんぞ一切関係あるかい。
酒じゃあ!
……現実のわしは飲めへんけども。
とにかく、こういう寄り道があるゲームは好きなんじゃああ!
港へ着いたら酒場を覗いてみよう
プレイを続けるうちに、新しい港へ到着したら、とりあえず酒場へ寄るのが習慣になった。
イベントが始まることもあれば、輸送船の情報を聞けることもある。
何も起こらない日でも、少し店内を歩いてから出航すると、「次の航海へ行こう」という気持ちに切り替わる。
目的地だけを目指して進めても十分楽しめる作品だが、こうした寄り道をするとブラックフラッグの魅力がさらに伝わってくる。

酒場は攻略施設というより、「海賊として暮らす時間」を味わえる場所なのだ。
急いでストーリーを進める前に、一度扉を開けてみてほしい。
次の港へ着いたら、目的地へ向かう前に一度だけ酒場へ寄ってみてほしい。
たぶん、わしみたいに毎回寄るようになる。
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