「仁王」ではなく、「デビルメイクライ+ニンジャガイデン」だった『鬼武者 Way of the Sword 体験版』初見プレイの評価・レビュー

「仁王」ではなく、「デビルメイクライ+ニンジャガイデン」だった『鬼武者 Way of the Sword 体験版』初見プレイの評価・レビュー

今日はカプコンから突然配信された『鬼武者 Way of the Sword』体験版を遊んでみた。

20年ぶりとなる待望の新作『鬼武者』。

めでたい。

……と言いつつ、わしは『鬼武者』をほとんど知らない。

『バイオハザード』は当時からかなり遊んでいたのに、なぜ鬼武者をやっていなかったのか。

理由は簡単。

社会に出てバイトをしていたからである。

学生時代みたいにゲームばっかりやっとる場合ではなくなり、生活費を稼がないといけなかった。

あー、今でよかった。

ちなみに、わしが鬼武者について知っていた情報は、

  • 戦国時代
  • 織田信長
  • ちょんまげ

だいたいこれくらい。

なのでSteam版の体験版を始める前は、

「仁王みたいなゲームかな?」

と思っていた。

侍。

妖怪。

パリィ。

どう考えても仁王っぽい。

ところが1時間半ほど遊んで、佐々木巌流まで倒した頃には印象がかなり変わった。

『鬼武者 Way of the Sword』は、わしが想像していたような**「死なないよう慎重に戦う死にゲー」**というより、

パリィや一閃を決めて「わし、かっこええ!」を味わう爽快型アクションだった。

集団戦では敵を次々と捌く気持ちよさがあり、探索は一本道を進みながら仕掛けを解いていく。

体験版を始める前と、クリア後で印象がかなり変わったゲームである。


最初は完全に「仁王みたいな死にゲー」だと思った

だってパリィもある。

ジャスト回避もある。

敵の攻撃を見て受け流しながら戦うので、

「はいはい、仁王系ね」

くらいに思っていた。

ところが実際に戦ってみると、そこまで死にゲー的な厳しさは感じなかった。

死亡してもその場から再挑戦でき、少なくとも体験版では、ソウル系のように失ったものを拾い直すような要素も確認できなかった。

※体験版の仕様なので、製品版では変わる可能性あり。

それ以上に違ったのが、

敵を倒した時の気持ちよさ。

仁王やダークソウル系では、

「生き残った……!」

という達成感が大きい。

でも今回の鬼武者では、

「今のわし、めっちゃかっこええ!」

が先に来た。

ここで、

「あ、これわしが思っとったゲームと違うわ」

となった。


一閃が決まった瞬間の爽快感がめちゃくちゃ強い

体験版で一番気に入ったのが一閃

敵の攻撃へタイミングよく合わせると、大きく崩して反撃できる。

さらに状況によっては、複数の敵をまとめて斬れる。

敵が何人もいる。

攻撃が来る。

パリィ。

そして――

ぶしゃああああ!!

まとめて斬る。

これが気持ちいい。

高速で敵を倒しまくるゲームそのものではないんやけど、

うまく攻撃を捌いた瞬間、一気に爆発する爽快感

は『NINJA GAIDEN』を少し思い出した。

普段は落ち着いて敵を見る。

でもパリィが決まった瞬間、

「今じゃあ!!」

と一気に流れが変わる。

このメリハリがかなり好きだった。


ステルスキルもあるし、そこら辺の物まで武器になる

正面から斬り合うだけではない。

敵へ気付かれず近づけば、暗殺のようなステルスキルもできる。

さらに面白かったのが、周囲にあるものまで使えること。

荷車。

扉。

拾って――

どっせぇぇぇい!!

敵へぶん投げる。

こういう豪快な攻撃まで入ってくるので、

「刀でパリィするゲーム」

だけでは終わらない。

状況に合わせて色々な倒し方ができる。

そこが遊んでいてかなり楽しかった。


大勢の敵を次々捌く戦闘はアーカムっぽい

一対一で戦っている時は、比較的普通の剣戟アクション。

でも敵が増えると雰囲気が変わる。

右から攻撃。

パリィ。

次。

また別の敵。

カウンター。

さらに次。

この、

「囲まれた状態から次々と敵を捌く」

感覚は『Batman: Arkham』シリーズを思い出した。

もちろん鬼武者はバットマンではない。

アルフレッドもおらん。

でも、

囲まれているのに、うまく捌くほど自分が強く見える。

この気持ちよさはかなり近い。

一人ずつ慎重に処理するだけではなく、

複数戦そのものを楽しませようとしている

のが体験版でも感じられた。


魂を吸収して回復やスキルへつなげる

敵を倒すと魂が飛び出す。

LBで吸収。

体験版で確認できた範囲では、

  • 黄色:体力回復
  • 青色:スキル系ゲージ
  • 赤色:強化に関係する魂

という感じだった。

ここは昔からの鬼武者らしいシステムなんやろうけど、初見のわしにはかなり新鮮だった。

特に青魂を集めて使う特殊攻撃。

途中で双刀を手に入れた時は、

「双剣!?ほら見ろ!やっぱり仁王や!」

と思った。

いや、双剣じゃない。

双刀や。

しかも通常の武器変更とは少し違い、ゲージを使って発動する強力な攻撃として使う。

敵を倒す。

魂を吸収する。

ゲージが溜まる。

強い攻撃を使う。

さらに敵から魂が出る。

この循環があるので、

攻撃しているほど次の攻撃へつながっていく感覚

が気持ちいい。


ピンチでも攻撃する理由がある

体力が減ってきた時は、道中で拾う鬼灯などで回復できる。

ただ、それだけではない。

敵へ攻撃して黄色い魂を出せれば、戦いながら体力を戻せる場面もある。

つまり、

ピンチだから完全に逃げる

だけではない。

「攻めて回復する」

という選択肢もある。

ここがかなり好きだった。

体力が少ない。

でもスキルゲージはある。

「ここで使ったれ!」

強攻撃。

敵を崩す。

魂が出る。

回復。

こういう攻防一体の流れができると、一気にテンションが上がる。


ボス戦では「力動ゲージ」を削って大チャンスを作る

ボスには力動ゲージがある。

攻撃を当てたり、うまく戦ったりしてゲージを削り切ると、大きな攻撃チャンスが生まれる。

ここだけ見ると、

『SEKIRO』の体幹。

『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』のブレイク。

そんな仕組みを思い出した。

でも鬼武者で面白かったのは、そのあと。

ボスの身体に複数の急所が表示され、

どこを斬るかで得られる魂が変わる。

ここでわしの頭が混乱した。

「赤が回復?」

「紫が強化?」

「待て、回復って黄色ちゃうかった?」

「青はどこいった!?」

考える。

でも時間がない。

「えぇ!?どっちどっちどっち!?」

もう斬る。

「セイッ!!!」

ずばぁぁぁ!!

魂が飛び出す。

「あ、紫斬ったんか」

となる。

この、

理解しきる前に身体が先に動く感じ

がめちゃくちゃ楽しかった。


探索はオープンワールドではなく一本道寄り

戦闘だけ見ていると『仁王』みたいな構造を想像していた。

でも探索はかなり違った。

自由に広大なマップを歩き回るタイプではなく、

一本道を進みながら、脇道を確認したり仕掛けを解いたりする形

に近い。

地図もある。

進路を塞いでいる仕掛けもある。

例えば門の前で武蔵の籠手が反応したら、LB+RB。

特殊な力を使って封印につながるものを探し、

原因となっている妖怪を倒すと道が開く。

この辺は、

昔の『バイオハザード』みたいに、進行ルートの途中で仕掛けを解いて先へ行くゲーム

という印象だった。

探索そのものより、

「進みながら仕掛けを見つけて突破する」

感じやな。


「仁王みたい」から始まって、遊ぶほど鬼武者独自の面白さが見えてきた

体験版を始める前は、

「仁王みたいなゲームやろ」

としか思っていなかった。

侍。

妖怪。

パリィ。

そらそう思う。

でも実際に遊ぶと、

慎重に生き残ることより、

パリィを決める。

一閃を決める。

複数の敵をまとめて斬る。

魂を吸収してまた攻める。

この、

「かっこよく敵を倒す」

部分がかなり強かった。

わしの感覚で分けるなら、

一対多の爽快感はNINJA GAIDENやアーカム系を思い出す。

魂を吸収しながら攻撃を回していく部分にはカプコンらしいアクション感がある。

探索は昔のバイオハザード系に近い一本道+仕掛け型。

そんな印象だった。

全部を足したゲームという意味ではない。

ただ、初見のわしが、

「この感覚、あのゲームで味わったやつに近いな」

と思う場所がいくつもあった。

そして一番大事なのは、

ちゃんと『鬼武者 Way of the Sword』として気持ちよかったこと。


体験版だけのつもりが、発売日を待つ側になった

正直、最初は、

「体験版出たんや。ほなちょっと触ってみるか」

くらいだった。

鬼武者シリーズへの思い入れもほぼない。

開始前の知識なんか、

ちょんまげ。

それくらい。

なのに気付けば1時間以上遊び、佐々木巌流まで倒して体験版をクリアしていた。

そして終わった頃には、

「製品版やりたいな」

となっている。

これだけでも体験版としては大成功やろ。

買うなら、刀を振った時の音や演出まで楽しみたいので、わしはPS5版もかなり気になっている。

体験版を始める前は「仁王みたいなゲーム」。

クリア後は、

「鬼武者、早よ続きやらせてくれ」

に変わった。

まさかシリーズをほとんど知らんわしが、発売日を楽しみにする側になるとは思わなかった。

素敵な体験をありがとう、カプコン。


基本情報

タイトル: 鬼武者 Way of the Sword
開発・発売: カプコン
発売予定日: 9月4日
対応機種: PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Steam


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