『時の扉』よりも印象に残ったもの
6月18日『冒険家エリオットの千年物語』がついに発売である!
ちなみにわしはPS5版で買った。スクエニの新規IPなので予約ダウンロードで速攻プレイである。
【参考動画】
メインストーリーは大きな輪郭を言うと
『時の扉を巡る壮大な物語』
が中心になるようだ。
カイフリード大臣の不穏な行動、時を渡る魔法遺物「時の扉」、王様から呼び出され、カイフリードを追う話になったので、ここから本格的な冒険が始まる。

だが、そんなことはさておき。
なにがあろうと、わしはメインストーリーそっちのけで
寄り道するのである。
だって、ストーリーがなかなか終わらないから楽しいもの…!
特に今回寄り道して印象的だったのは、
町の人たちとのクエストである。
クエスト『ヒューリアがくれた帽子』
王様に依頼をされて、
『よっしゃああ!カイフリード大臣を追うぞ!』
と意気込んで、ヒューザー城の外に出たら
いきなり、侍女の帽子探しクエストである。

待て待て待て。時の扉より帽子探しかい。
どうもヒューザー城の侍女が庭の手入れ中にかぶってた帽子が風に飛ばされて海岸へ行ってしまったらしい。
海岸と聞いて、そういえばオープニングで『形見の櫛』を拾う際にも訪れた場所だったことを思い出した。
帽子を探していく中で、ヒューリア姫と侍女の関係が少しずつ見えてくる。詳しくはゲーム本編で見てほしいが、特に派手なイベントではない。

それでも登場人物の人柄が伝わってくる内容で、クエストを終えた頃にはヒューリア姫の印象はとてもいいし、優しい。
序盤の小さなサブクエストではあるが、このゲームの『らしさ』がよく表れているエピソードだったと思う。
ヒューリアはかわいいだけではなく、本当に優しい人物として描かれているのである。
癒されるなぁ、ヒューリアは。
クエスト「優しさをつなげて」
孤児院の女の子サンディのクエストも『らしさ』が出ている。
町で泣いている子どもがいると思ったら、転んで膝をすりむいてしまったらしい。

オープニングでも登場していた、形見の櫛を大事にしていたおじいさんが『薬が必要だ』という話になり、エッダ・トレイルの扇サボテンの果肉を取りに行くことになった。
わしは砂漠へ向かい、サボテンを倒して素材を集めて
おじいさんにエッダ・トレイルの扇サボテンの果肉を渡して
薬を作ってもらう。

素材を集める人がいて、薬を作る人がいて、それを受け取る子どもがいる。
そしてサンディは素直に感謝を伝える。派手な戦闘や大きな事件ではない。だが、
誰かの親切が別の誰かへ渡り、それがまた次の人へつながっていく。
クエスト名は「優しさをつなげて」だったが、
その名前の通りの『優しい』内容である。
武器を集める楽しさもある
もちろんゲームとしても面白い。
ユイジーヌのクエスト「思い出のやり」を進めると
『若木のやり』を入手できる。

炎の石を集める過程ではまた砂漠を探索することになり、
孤児院の院長先生であるレイカのクエスト
「なつかしの弓」ではショートボウを入手できた。

弓には矢の残数があり、壊したツボや樽からランダムで3本ほど補充できることも分かった。

武器や装備を集める楽しさもしっかり用意されている。
クエストの導線がいい
帽子探しのクエストでは、海岸へ向かうことになる。海岸はオープニングで訪れた場所でもあり、プレイヤーにとっては一度見たことのあるエリアなので、目的地が分かりやすい。
再び訪れることで、最初は気付かなかった景色やアイテムにも目が向くようになる。世界をもう一度見直すきっかけになっているように思えた。
サンディのクエストも同じである。
砂漠へ向かう理由が生まれることで、炎の石集めや扇サボテンの存在を覚えられる。

わしは途中でサボテンに突っ込んでダメージを受けたりもしたが、それも含めて敵の特徴を理解できた。
流れ的にはチュートリアルらしさを感じさせないまま、少しずつゲームの仕組みを教えてくれているように思う。
やさしさがつながるRPG
登場人物たちがしっかり町の住人として描かれていることが素敵である。
侍女、サンディ、おじいさん、レイカ、ユイジーヌ。
どの人物もクエストが終わったら忘れてしまう存在ではなく、それぞれに生活や人間関係がある。
そして、帽子の話や薬の話は優しい。音楽もジブリを思わせるような優しい音楽である。

時の扉という大きな謎を追う物語の裏側で、こうした小さな出来事が丁寧に描かれており、そのおかげで世界そのものに温かみが生まれているように感じた。
トライアングルストラテジーみたいな2Dドラマ見てるみたいにも思える。そういうのが好きな人には刺さるかもしれない。
というわけで
次はメインストーリーである時の遺跡へ向かうことになる。
そういや『未知の遺跡』で外に事件が起こって、途中になってたんだっけ?
カイフリード大臣を追う物語も本格的に動き始めるはずだ。

だが、わしはまた新しいクエストを見つけたら寄り道する。
なぜならこのゲームでは、その寄り道の先にも
ちゃんと『優しい物語』があるからである。
一周回ってベタな雰囲気のアクションRPGだが、
わしはベタこそが『最強』だと思っている。
まだ序盤だけど、『冒険家エリオットの千年物語』は「やさしさがつながるRPG」に思えた。
なんか癒されるわぁ『冒険家エリオットの千年物語』
やっぱ面白い。

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