新作『ドラゴンクエストⅫ』は『夢の彼方へ』にサブタイトルが変更。
最近は『ドラゴンクエストXII』のサブタイトル変更が話題になっていたので、今回はドラゴンクエストシリーズの話である。
『運命の炎』もかっこよかったんだけどね。
ダーク路線も見たかった。
というわけで、わしみたいに長年リメイクを待っていた人も多いと思うが、『ドラゴンクエスト VII Reimagined』は単にグラフィックを綺麗にした作品ではなかった。
実際に一度体験版を触って、まず思ったのが、
「これは神ゲーじゃあ!!」
ということである。
昔のドラゴンクエストⅦといえば、
- 石板の場所を忘れる
- ボリュームが長い
- シナリオが重い
- 一本道ではない
だったが、今回の『Reimagined』は、そうした部分を現代向けに調整しながら、ドラクエ7らしさを残している。

最初からブーメランが使える快適さ
本編を購入するとまず特典の『スライムブーメラン』がもらえて、それだけでテンションが上がる。
ちなみにダウンロードコンテンツ
「冒険お役立ちもりもり福袋」にも含まれてたりする。2200円。
ドラクエのためなら、わしは2200円なんか惜しくないんじゃあ!
最初からブーメランが使えるだけで本当にありがたい。
敵がばっさばっさ倒せる。

『ドラゴンクエストⅦ Reimagined』序盤は基本的に敵を1体ずつ殴るゲームだが、
ブーメランなら複数攻撃が可能。
レベル上げも快適になり、戦闘テンポもかなり良くなる。
さらに今回の敵は調整が入っている。
序盤に出てくる耳飛びネズミは、2匹で出現すると連続攻撃をしてくる。

昔の作品よりも敵の圧が強く、少し現代RPG寄りになった印象だ。
理不尽ではないが地味に痛い。
だからこそ回復の判断も必要になり、冒険している感覚が強くなっている。
ブーメランの快適さが余計に気持ちよく感じるのも、この調整のおかげだろう。
モンスターの質感がとても良い
今回かなり驚いたのがモンスターの見た目である。
特にダンスニードルやナスビナーラ!

紫色の反射やツヤ、水分感まで感じられるほど質感が高い。
正直、妙にナスっぽい。みずみずしい!
サボテンボールも『ドラゴンクエストXI』を思わせる作り込みで、モンスターが生きているように感じる。
単に解像度を上げたのではなく、
「ドラゴンクエストⅦのモンスターを今の技術で作り直した」
という感じだ。
この調子でドラクエ8も再リメイクしてほしいくらいである。
石板探しも遊びやすくなった
そしてドラクエ7といえばやはり石板であり、

石板を見逃したら先に進めない。
だから昔は、
「このタンス調べたか?」
「この壺割ったか?」
「この会話聞いたか?」
と、常に不安になっていたが、今回の『Reimagined』では石板の配置や数が調整されているので、昔ほど理不尽な迷子にはなりにくい。
探索の楽しさを残しながら、ストレスを減らした形になっている。
それでもウッドパルナ編はやっぱり重い
今回プレイしたのはウッドパルナまで。
まぁ、でも、何回見ても思う。
やっぱりマチルダの話は重い。

『Reimagined』では演出が調整され、全体的にマイルドになっている。
それでも辛いものは辛い。
むしろ表情や演技が強化されたことで、感情が伝わりやすくなった部分もある。
今回、わしは木の人形を持ったままマチルダのもとへ向かった。
もしかしたら何か変わるのではないか。
助けられるのではないか。
そんな期待が少しあったが

「払いのけられた」
だった。
わし『おい!マチルダ!なんでわしがわからんのじゃあ!』
確か昔のドラゴンクエストⅦなら、戦闘終了になった気がするが、
まぁ…、どうしようもない結末なのである。
さらにわしは現代にも戻るときに
パトリックに木の人形を渡さんと帰ってしまった。

結果、後で貰えるはずだった「まもりのたね」をもらえんかった。
あぁ、そういうことかぁ…、あはぁ…!
ただ、この分岐があるからこそ面白い。
『ドラゴンクエストⅦ Reimagined』は単純な正解ルートを辿るゲームではない。
プレイヤーが選択し、その結果を受け入れるゲームでもある。
『ドラゴンクエストⅦ Reimagined』は救ったのに切ない
そもそも『ドラゴンクエストⅦ 』という作品は、
「世界を救った」
で終わらず、問題を解決した。村も救った。
だけど誰もが幸せになるわけではない。
孤立も誤解もあり、事情もある。
救済はあるが、完全なハッピーエンドではない。

ドラゴンクエストⅦだけなぜこんな仕様になったのかはわからんけど、かなりエピソードが記憶に残る。
そして今回の『Reimagined』は、その空気を非常に大事にしている。
キャラクターはドールルック寄りのデザインになり、表情や演出も強化されたので冒険の空気や感情の揺れが以前より伝わりやすくなっている。
今回は感情の積み重ねが確かにあるのでマイルドかつ重すぎない話に仕上がっている。
それこそが『ドラゴンクエストⅦ Reimagined』の魅力だと思う。
体験版からもう神ゲー認定、むしろドラクエシリーズの新作といってもいいくらいじゃあ!
というわけで『ドラゴンクエスト VII Reimagined』は、その魅力を失わずに現代向けへ再構築したかなり良リメイクだった…!
というわけで、次はいよいよ炎の土地、エンゴウである。
石板を探しながら、また新しい冒険へ向かうとしよう!
エンゴウに向けて再出発じゃあ!

